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世界はぜーんぶ星座通りにできている♪ sutekime.exblog.jp

教えてあげたい面白くてポップな占星術。宇宙の果ての一人に届けるアマチュア無線、もしくは個人的な手紙のようなもの。


by 占星術師 つじり
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星の動きと大阪北部地震

星の動きと大阪北部地震_c0364721_13433128.png
↑火星と海王星の会合図(地震予測のためのホロスコープのひとつ)
※地震が起こりやすい経度は、会合惑星が東経136°付近を示している。

日食あるあるで書いたことおさらい

日食は年に2回必ず起こります。日食は月の交点から18.5°以内で新月の時に起こるので、食の期間に日食が起こらないことはありません。一方、月食は月の交点から12.5°以内で満月の時に起こるので、日食の前後で食の限界をはみ出すと、日食だけしか起こらない場合もあります。食は一年に最大7回起こります。1ヶ月(1朔望月29.53059日)に、食の限界の中で、限界付近で日食が起こることから始まり、ど真ん中の月食(ほぼ月の交点上)、限界付近で日食という順番で起こると食は3回続きます。1900年〜2000年を調べると、3回続きの食は16回。その場合、食の限界(月の交点からのオーブ)により、必ず、日食・月食・日食という順番で起こります。

月に3回も食が起こった年があった

2000年7月は、日食・月食・日食と、月に3度の食が起こりました。1900年〜2000年を調べると、月に3回食が起こったのはこの1回のみ。これは、たまたま月の始まりで食が起こったから(ただの1ヶ月の区切りの問題)と考えてもいいのですが、この食にはスーパームーン(満月でなく新月での近地点)が加わり、地震が起こりやすい要素が重なり過ぎていました。この食では3度とも震度6の地震が起こり、翌月には三宅島が噴火しました。

これをふまえて今の空を確認する

来月7月は日食・月食が起こります。さらに、日食は新月のスーパームーンです(満月の近地点はニュースになるけど新月は見えないので、ニュースになりません)。一旦この朔望月と恒星月のリズムが合うと、前後の新月・満月でも、似たような形になります。とにかく今は影響力の強い月です。実際、2000年7月に起こった強力な月とほぼ同時(日食・月食・日食)に三宅島近海震源で震度6の地震が、その一ヶ月前の6月の新月にはスマトラ島沖でM7.9の地震が、日本では千葉でM6.1の地震が起こり、翌月の8月には三宅島の大噴火が起こりました。
※同時に世界の違う場所で地震が起こったり噴火が起こったりすることがよくある。その時の月の天体現象にヒントがあることが多い。

2000年7月の地震とその時起こった月の天体現象

◆7/1 新島・神津島近海 震度6【M6.5】

→2日に新月(日食)と月の近地点(スーパームーン)が起こり、月は最大赤緯に達する。

◆7/15 新島・神津島近海 震度6【M6.3】

→15日に月は最大赤緯に達し、16日に満月(月食)と月の遠地点が起こった。

◆7/30 三宅島近海 震度6【M6.5】

→29日に月は最大赤緯に、30日に月の近地点(スーパームーン)、31日に新月(日食)が起こった。


地震予測のためのホロスコープでは


日食図・月食図・春分図・新月図・日の出図を洗い出してみました。いずれも地震が起こりやすい配置ですが、震源地を示すアスペクトがばっちり出ているものがありませんでした。以上の火星と海王星の会合図(2017年初めから約2年間影響する)では、東京から西に3°で、誤差1°程度で大阪の経度を会合惑星が示していました。

※また、対等測地では、東京のAscに対してトランジットの火星がスクエア、木星がAscにコンジャンクション、Mcに対してスクエアで地震の可能性。


阪神大震災・東日本大震災・熊本地震では

過去の大きな地震でも、震源地の経度を示しているものがあります。阪神大震災では、火星と海王星の会合図で天王星が誤差1°程度、日食図では天王星が誤差1°以内で、震源地にアスペクトしていました。東日本大震災では、火星と海王星の会合図で天王星が震源地と2°程度の誤差でアスペクトし、熊本地震では、春分図で天王星がほぼ震源の経度を通っていました。これらのチャートでは、震源の経度を全て天王星が示していました。



怖かったですね。大丈夫でしたか?いざという時の緊急地震速報も地震が起こった後だし、地震が起こっても、人間も機械もパニクるしかできないんですね。ちょうど、来月の日食.月食を前に、地震のことを書こうと思った矢先だったので、簡単にメモしました。理論にはないけど、気になる法則もあるので、研究を続けます。


※以上、データはつじり調べ。見落としあるかも。



【追記】

一週間以内、特に2〜3日は同程度の地震に注意、みたいな気象庁の記者会見を見てなのか、ネットのデマなのか、「2〜3日中にまた地震が起こるんですか?」などの問い合わせを多くいただきました。熊本地震以降、同じ注意文が流れますが、あれ、何の根拠があるんでしょうね。不安を煽るようで、良くないですね。いつ、どこに地震が起こる、なんて、予めわかることはありません。この、占星術の真面目な理論でも、ここからこの期間に、大きな地震が起こる可能性がある、それは、この辺の経度が危ない、くらいまでしかわかりません。断言されている根拠のないセンセーショナルな予言は、あまり信じないようにしてくださいね。大きな地震が起こった後の余震のサイクルは、今まで見ていて多いのは、起こった時の月の天体現象と同じ天体現象になった頃が多いです。月の最大赤緯に起こった地震は、次の月の最大赤緯の頃、みたいな感じで月のリズムで起こりがちです。











by sutekime | 2018-06-18 17:42 | 地震研究